TEAM GALLINA XR23B（RGB700）
1979年 XR23B（RGB700）
海外に現存するXR23/RG700の最終型である。
ゼッケン23番のHERON SUZUKIと、ほぼ同仕様と思われる。
現存するワークスマシンとして、こちらも状態が良く美しい車輌だ。
XR23Bとしては、完璧に近い後期型の足回りを魅せ
特に、40mmのアンチノーズ付きの削りは見事である。
フロントの三角キャリパーは、おそらく、マグネシウムボディと思われる。
年式的にも、不釣合いな部品は使われておらず、完璧な一台である。
シートレールの形状から、XR14〜XR27系とは異なるフレーム形状であり
のちのXR34〜XR35に酷似している。
その為か、チャンバーの膨張室の取り回しは
フルボトムした際に後輪が当たるのを回避するため
チャンバーの一部を凹ませるなど、苦労の跡が見られる。
40mmの削りを装備しているほか
エンジンがフレームに直付けであることからも
XR23の最終型仕様であることが伺える。
HERON SUZUKIのXR23Bと同様に
このタイプの仕様は、当時の資料が極端に少ない。
その為、このフレームの仕様で
本当に実践投入があったのか否かは不明である。
