SUZUKI RG500mk1

mk1

1976年 RG500mk1

イタリアのルカ・バレストラージ親子が所有するRG500mk1。
アゴスチーニが駆ったこの車輌が現存することは
実は、RG500mk1を語る上で、かなり歴史的価値のある出来事なのである。
1976年当時、MVワークスライダーであったジャコモ・アゴスチーニは
シーズン途中にも関わらず、MVワークスマシンに見切りを付け
なんと、RG500mk1に乗り換え、プライベーターの仲間入りをしたのである。
スズキから有力ライダーとして特別仕様のマシンを供給されたのではなく
敵陣営であった彼は、当然のように他のプライベーターたちと同じ条件で
このプロダクションレーサーRG500mk1を手に入れたのだ。
純正のスポークホイールから、Campagnoloに換装した以外は
ほぼノーマルの状態で、当時からの容姿を維持しているが
チャンバーのサイレンサー部分は、後から溶接加工をしたようだ。



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