1984年 RGB500mk9
RGB500V(mk9)の写真資料は本当に少ない。
こうして、雑誌に紹介されたケースも稀で、殆ど記憶にない。
これは1984年当時、MOTORRADというドイツの雑誌に掲載された貴重な写真である。
完璧なまでに純正の姿を残す、希少なRGB500V(mk9)…。
紙面では、83年のワークスマシンとの紹介であったが、これは生粋のV型である。
やはり純正のカラーリングは美しい。
DIETER BRAUN TEAMは、その名の通り、DIETER BRAUNが率いるチームなのだろう。
1970年、World GP 125cc classにおいて、優勝をもたらしたライダーでもある。
フレームの左側にリアマスターを取り付けるためのダボが残っている。
右シフトチャンジにする場合に、ここにリアマスターを取り付けるのに使う。
殆どの車両は、左右のどちらかが、切り飛ばされているものが多いが
両側に残っているのは珍しい…。
T/U型とV型では、ピストンとシリンダーヘッドの部品番号が異なっている。
エンジン性能は変わらないのに、なぜなのか?
謎なのである…。
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