マン島TTを走るTrevor Nationである。
博物館の説明が正しければ、左側のRGB500Uが1983年。
右側のHarris RG500が1984年ということになる。
普通に考えれば、前年度のRGB500Uをハリスフレームに載せ替えて
翌年を戦ったと見るのが自然だろう。
1984年のバリーシーンをプライベーターと定義するならば
Trevor Nationも例外なく、実力派プライベーターであろう。
ワークスマシン(ファクトリーマシン)と謳うには
やや疑問が残る…。
博物館の車輌とは、カラーリングが違う以外にも
スイングアームの補強が異なり、リアのダイマグも
スプロケに至るまで、RGB500Tの純正である。
ということは、博物館の車輌は、スイングアームから後ろを
まるごと換装して、シートも少しカットしたのか!?
スイングアーム自体は、逆Y字リンクの受けが付いていないので
Harrisのスイングアームで間違いなさそうだ。
スペアを使ったか、どちらかの車輌が、Tカーなのかも知れない。
それにしても…
なんてカッコいい車輌なんだろう。
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